2013年5月15日水曜日

韓国の「日本外し」と日本の「韓国外し」:どちらがパワフル?

_


●13日、米華字ニュースサイト・多維網は記事「韓国、日本外しの外交狙う」を掲載した。韓国政府は6月末にセミナーを開催するが、米中は招待しつつも日本には出席を要請していない。資料写真。


レコードチャイナ 配信日時:2013年5月15日 9時49分
http://www.recordchina.co.jp/group.php?groupid=72295&type=0

韓国が“日本外し”外交推進
=歴史問題、領土問題に橋下慰安婦発言が追い打ち―米華字メディア

 2013年5月13日、米華字ニュースサイト・多維網は記事
 「韓国、日本外しの外交狙う」
を掲載した。

 歴史問題、領土問題により大きく傷ついた日韓関係。
 橋下徹大阪市長の慰安婦発言は火に油を注ぐものとなった。
 すでに韓国は日本外しの東北アジア外交を企図するまでに至ったという。

 6月末、韓国政府はソウルで外交関係のセミナーを開催するが、米中の関係者を招く一方で日本政府には出席を要請していない。
 この日本外しについて、日本政府は米国など関係国に不快感を表明する方針だ。

 また朴槿惠大統領は米中韓3カ国による戦略対話を呼びかけるなど、こちらも日本外しの姿勢を見せている。
 先日訪米した際も日米中の協力を呼びかけるオバマ大統領に対し、朴大統領は日本について言及しなかった。



サーチナニュース 2013/05/15(水) 12:34
http://news.searchina.ne.jp/disp.cgi?y=2013&d=0515&f=politics_0515_005.shtml

飯島氏訪朝、寝耳に水…「日本から事前連絡ない」=韓国

  安倍内閣の飯島勲内閣官房参与が14日、空路で北朝鮮の平壌を訪問した。
 日本政府は訪朝を韓国側に事前連絡をしておらず、
 韓国は日本が独自行動をとる可能性があるとして神経をとがらせている。
 複数の韓国メディアが報じた。

  韓国政府は北朝鮮の非核化に向け、日本を外した米中韓3カ国による連携強化を図ろうとしていた。
 韓国メディアは、
 このような中で日本が電撃的に訪朝したと伝えた。

  韓国の政府関係者は
 「日本の外務相も、韓国政府も知らなかった」
とし、訪朝が極秘に進められたことを明らかにした。
 しかし、一部からは最近の日韓関係の悪化により、日本が事前に知らせなかった可能性があるとの声もあるという。

  訪韓中のグリン・デービース米政府特別代表(北朝鮮担当)は同日、イム・ソンナム外交省朝鮮半島平和交渉本部長との会談後、記者から飯島氏の訪朝について質問されると「聞いていない」と回答。
 米国側も訪朝を把握していなかったとみられている。

  韓国政府は、今回の訪朝で中断していた拉致問題が話し合われるとの見方を示した。

  韓国メディアは、政府内では北朝鮮の非核化に向けて国際的な連携を強めようとしており、安倍政権の拉致問題解決に向けた動きにより米韓間の連携が弱まる可能性があると憂慮(ゆうりょ)する声があると伝えた。


 客観的にみて明らかに日本の方が「外交上手」。
 もはや、「日本は韓国相手にせず」という姿勢を貫く方針を固めたようである。
 日本の外交は韓国の頭越しに行われる
ということになる。
 ということは、韓国はどんどん取り残されていく。
 日本としては韓国がからまないなら、自己の立場で最も有効な方法で動き回れることができる。
 これまで韓国の顔色を伺いながらという制約があり、どうしても自由に行動できなかった。
 韓国の「日本外し」が現実化した今もう日本は韓国に気を使う必要な微塵もなくなった。
 さてさて、これからどう展開していくのか、面白くなってきた。
 韓国は日本に見捨てられた政権として、ジワジワとその存在感が希薄になっていかざるを得なくなる。
 どこかで、満貫狙いの危地一発逆転の大勝負をかけないと、経済のみならず政治的にもドロ沼に沈んでいくことになる。


ウォールストリートジャーナル [時事通信社] 2013年 5月 15日 16:11 JST 更新
http://jp.wsj.com/article/JJ11990972426045863783617586489170797122983.html

日朝首脳会談も視野=拉致解決へ交渉進める—安倍首相
 
 安倍晋三首相は15日の参院予算委員会で、北朝鮮による日本人拉致問題について
 「首脳会談をやることが(解決に向けた)重要な手段であれば、そうしたことも当然考えながら交渉していかなければならない」
と述べ、金正恩第1書記との会談も視野に日朝交渉を進めていく考えを示した。
 白真勲氏(民主)への答弁。

 首相は
 「かつて小泉純一郎首相が訪朝し、5人の被害者と家族の方々が帰国できた」
とトップ会談の重要性を指摘。
 「会うことそのものは目的ではなく、結果を出さなければならない」
と強調した。

 飯島勲内閣官房参与の訪朝に関しては「事柄上コメントを控える」と繰り返しつつ、
 「圧力をかけながら彼らの政策を変え、対話によって問題を解決したい。
 その中でさまざまな努力をしている」
と語った。 

 もし、日朝首脳会談でも行われれば、
 「見捨てられた韓国」
ということになってしまう。

サーチナニュース 2013/05/16(木) 10:21 

朴大統領が日本に言及「経済力に応じたリーダーシップを」=韓国

  韓国の朴槿恵大統領は15日、大統領府で開かれた報道機関の政治部長を招待した夕食会で、日本の右傾化傾向に関して、
 「日本は責任ある行動をしてほしい」
と促した。
 複数の韓国メディアが報じた。

  韓国メディアは、
 「朴大統領が日本に責任ある行動して欲しい」、
 「朴大統領が日本に“経済力にふさわしいリーダーシップを発揮しなければ”」
などの見出しで伝えた。

  朴大統領は、
 「日本は安全保障の部分や経済などの協力をしていく重要な国であることに間違いはないが、何度もわが国の国民を刺激し、北東アジアの国々が結束していく障害を作っている」
と指摘した。

  また、
 「日本は経済的に非常に発展した国であり、地球村の経済力に見合ったリーダーシップを発揮する義務がある。
 調和を図り、力を合わせることができないまま何度も傷つけるのは本当に望ましくないと考えている」
と付け加えた。

  朴大統領は、米国歴訪期間中もワシントンポストとのインタビューを通じて日本の右傾化に対する懸念を公にしてきた。
 今回もまた「米韓首脳会談でも、その懸念を話した。
 米国も心配している。
 日本の責任ある行動を願いたい」と語った。

  朴大統領の発言からも、韓国側の日本への期待が変わらず大きい様子がうかがえる。


 「日本外し」で鼻高々にうまくいくはずだったのが、とんだ誤算になってしまった。
 「日本外し」の次は「経済力の応じたリーダーシップを」と、
 「外した」ヤツを今度は逆に「引張り込む」ことになってしまった。
 無力を知らされた朴政権である。

 


【「底知らず不況」へ向かう韓国】



__